くすぶりOL日記

いつの間にか母になった30代OLが仕事や子育て、ファッション、アラサー友達の生態などを気ままに綴ります

還暦後出産、という妄想

30代になって強く思う。今の30代女性って忙しすぎやしませんか?

なんだかよく分からないけれど、多くの人が「30歳までに!」といって結婚を急ぐ。結婚するとやれ結婚式だの、引っ越しだの、人によっては住宅購入だのと大わらわ。そのあとは生産性がなんちゃらと言われるから妊活だ。子どもができたら子育てに奮闘するが、女性活躍社会だから働かなくては。育児と仕事の両立は大変だ。でも働いていると昇進なども気になるお年頃。しかし、その前に保活という壁が立ちはだかる。早い人だと親の介護の問題も生じてくる…。

世間から求められているものが多すぎるし、明らかに人生の一大イベントが30代に集中しすぎているような気がする。人生100年時代というのに、なぜこんなに短期間で多くのことをこなさないといけないのだろう。

諸悪の根源は、寿命が延びても出産可能な年齢が変わっていないことにあるような気がしてきた。35歳を超えたら高齢出産扱いになる。子宮はどんどん年をとっていく。子どものことを考えて、早く結婚を!出産を!と焦る。これは、私の親の世代から何も変わっていない。

 

そこで私はこう考えた。みんな、還暦を過ぎてから出産できるようになったらいいのに。テレビなどを見ていると、どうも時間を持て余している60代が多いように見える。第二の人生、自分探し、趣味や生きがい探し。職場を定年退職し、子どもも独立し、でもまだ元気で健康である。だからやることを探している。30代の私から見ると、失礼ながら「なんだか暇そう」に見えてしまうのだ。

人生の後半、60歳以降が無暗に伸びて、還暦後の時間を有効活用できていないように思う。還暦後子育てができたら、人生の一大イベントの時期として「ちょうどよい」気がする。

還暦までは仕事をする。もちろん、結婚したい人はすればいいが、何歳までに、と早い段階で焦る必要もなくなる。自分の働きたいように働いたら、いよいよ子育てだ。これまでの60年間の豊富な人生経験を活かし、次世代を担う子どもを育てるのだ。うん、これはいい。

まあ、でも元気とは言え、出産、育児ってかなり体力を使うから若くないとこなせないよね…生物としての人間の限界がね…と、こんなとんちんかんなことを書いてしまうくらいには疲れている。