くすぶりOL日記

いつの間にか母になった30代OLが仕事や子育て、ファッション、アラサー友達の生態などを気ままに綴ります

未知なるゆるふわ三十路との出会い

私はもともと友人が多いタイプでは決してないため、ふだん付き合う女友達もたいへん偏っている。
私がふだん付き合っている友人は、職業の違いこそあれ、フルタイムで働く総合職の正社員ばかりだ。友人達と話していると、みな仕事がハードで、それなりに苦労して20代を乗り越えてきている。仕事が一番大変だった時期に会社で血を吐いて救急車で運ばれたり、ストレス性の胃腸炎で苦しんだりと、何かしらの病も経験している。ちなみに私はストレス性のじんましんで5年も苦しんだ経験がある。

そんな中、学生時代のクラスメイトが、私の勤務先に短期アルバイトをしにやってくる、という偶然の出来事があった。
以前よりふっくらとした彼女は結婚後、専業主婦をしており、家事にも慣れたので短期アルバイトをすることにしたのだと言う。Facebookで友達申請が来たので、友達になってみたが、いやはや私の知らない優雅なゆるふわライフが展開されていた。趣味の音楽と着物を楽しみ、この時期は気候がよければ、ふらりと浴衣を着てお出かけ。しばしばホームパーティを開き、ご自慢のペットである猫はなんともかわいらしい。吐血胃腸炎じんましんライフとは明らかに次元の違う暮らしがそこにあった。
また、結婚式で別の旧友2名にも会う機会があったのだが、彼女達もまた、我々とは全く違う暮らしぶりであった。
1人はやはり既婚者で、結婚後仕事を辞め、今は週に数回受付のパートをしているという。ネイルの資格をとり、知人にネイルを施したり、アクセサリーを作り、ネットで販売しているのだそうだ。
ゆるふわライフをしているのは既婚者のみとは限らない。もう1人の旧友は、独身で実家暮らし。週3回パートをし、ヨガとピアノと歌と英会話のレッスンに通っているのだという。仲良しの両親とたまに飲みに行くのが楽しみなのだとか。2人とも吐血胃腸炎じんましんライフとはやはり無縁なのである。

普段接している友人だけを見ていると、苦労して働くのがふつうだと思ってしまいがちだが、周囲にこれだけゆるふわな生活をしている人がいるのに驚かされた。


政府は女性活躍社会を訴えるが、彼女達と自分達を比べると、何が本当の幸せか?と考えてしまう。
もちろん、彼女達の暮らしは、両親や夫の稼ぎに支えられているので、そこにリスクもあるのだろうが、幸福度を考えると、ゆるふわな人たちのほうが何となく幸せそうに見えるのは、ないものねだりだろうか。