くすぶりOL日記

アラサーOLが仕事やファッション、アラサー友達の生態などを気ままに綴ります

亀を木に登らせようとする豚ー他人の苦手と向き合う


昔、大ヒットした小泉吉宏さんの漫画、「ブッタとシッタカブッタ」のシリーズに、亀を木に登らせる豚、という四コマ漫画があった。
やたらと気の強そうな豚が、ムチを持って亀に「この木に登れ」と命令をする。亀は必死に木に登ろうとする。しかし、当然だが亀は木に登ることができない。結果、亀はひっくり返ってバタバタし、豚は俺が命令しているのになんでこれができないんだ!と怒り狂っている。
こういう関係性はお互い不幸になるね、と示す、とても悲しい四コマ漫画だなぁと思う。

小泉さんの漫画が流行っていた頃、私は子どもだったのでその良さが深くは分からず、なんとなく読んでいただけだったが、先日たまたま改めてこの漫画を読む機会があり、この四コマ漫画が深く胸に刺さって泣きそうになった。


なぜこんなことを書いているかというと、ここ数年で、この亀と豚の関係性に匹敵するものを何度か見聞きし体験する機会があったからである。

たとえば、カップルの関係性。特に同年齢の婚活中の人を見ていると、自分の価値観に基づいた理想の伴侶像があって、それに基づいて人をジャッジしようとする人がいる。自分の理想に満たない部分があると、その欠点を何とか自分の理想通りにしようとして、相手を言葉の暴力で叩く。結果、その人を押しつぶしてしまい、破局を迎える。いわゆるモラハラ系彼氏というやつだ(きっと彼女版も存在する)。

たとえば、人前で部下を叱責するパワハラ系上司。適材適所で人に仕事を与えるのも管理職の仕事だと思うのだが、明らかにその人に向いていないポジションに配置して、その人の仕事のやり方を批判し、ねじ曲げようとする。結果、うつ病の社員が増えたりする。

誰にだって欠点はある。いや、むしろ欠点だと思っているのもその人の価値観でしかなく、本当は魅力的な部分なのかもしれないのに、それを叩きつぶしてしまう。


無理を言ったって人の性質はそうそう変わらないし、そもそも他人を自分の思い通りに変えようということ自体が間違いなのだ。
こんな当たり前のことがまかり通らないことがあって、自分も加害者にならないように気をつけようと心に誓う。