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メールと電話 どちらが失礼か

先日他部署の課長に質問したいことがあって、メールで連絡した後輩が注意されていた。メールではなく、電話をよこせ、と言われているのである。

同じような経験は私にもある。メールで他部署の人に問い合わせをしたところ、「最近の若い者は何でもメールで済ませようとする」と注意されたのだ。

 

このような話は最近よく聞く。若手社員は問い合わせの手段としてメールをよく使うが、中堅以上の社員はメールを嫌い、電話で連絡しなければ失礼だというのだ。私が見聞きした感覚だとメール派と電話派に分かれる「境界線」は40歳くらいで、アンダー40はメール派、オーバー40は電話派である。

元々人と話すのがそんなに得意ではないこともあって、私もメールで済ませてしまうことが多いのだが、それ以外にもメールを選択する理由はある。電話だと相手がその時どんなに忙しい状況だろうと電話対応を強制することになり、特に急ぎの用事ではない場合、ある意味不躾なのではないかと思うのだ。冒頭の後輩も、急ぎの案件ではないし、お手すきの時にお返事をいただければ、という意図もあってメールを送ったのだという。果たして、メールでの連絡は本当に電話より失礼にあたるのだろうか。

 

アンダー40の私にはなぜメールが失礼なのかがよくわからない。軽く済ませようとしていると思われるのだろうか。でもメールの方が文面を吟味して送ることになるため、軽いとは思えない。もちろん緊急性の高いものは別だろう。メールのみだといつ相手に確認してもらえるかが不明確なので、少なくとも電話で様子をうかがうくらいのことはすべきだろう。また、証拠を残したくない連絡にも電話のほうが勝っている。しかし、「お手すきの時に教えてください」という内容を、顔見知りの社員に送るのに、メールは本当に失礼にあたるのか。

 

そう思っていた矢先、ネットで電話でなんでもすませようとする人が多くて失礼だ、という意見を見つけた。こちらの状況にかまわず、自分に都合のいい時に電話をしてくるのは、自己中心的で腹立たしい、というのである。そして、推測するにその「電話失礼説」を述べているのは比較的若い男性で、電話で連絡してくる「失礼な人」はオーバー40と思われる。

 

やはりこれは世代間ギャップの一つなのだろう。こうなってくると、もうケースバイケースで時と相手(の年齢)によって使い分けをしていくしかない。連絡手段が増えて便利になったのかむしろ面倒になったのか、それはどちらともいえない気がしている。